こんなはずじゃなかった。こんな体じゃなかった。自分はまだあの頃のままのはずなのに。確実に変わってしまった自分の体、それを自覚してぽろりと雫が落ちる。
体に溜まった熱を解放したい。腹の奥がずくりと疼いている。けれど縛られた身体ではどうしようもないまま、ただ熱い吐息と涙が布団に吸い込まれていく。敷き布を噛み、なんとか食いしばるが耐え難い刺激はどんどん正常な思考を追い詰めていった。
体に触れた指、舌、そして熱。容赦なく快楽に叩き落とす憎いはずの男の姿が頭から離れない。駄目だとわかっているのに、懇願したくなる。

脳裏に浮かぶ愛しい人。助けて。そう願っても叶うはずがないとわかっている。くるはずない、第一、こんな姿を見せられるわけもない。見ないで。こんな風に変わってしまった自分を。

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