恋哀


日常 / 🐱


〔オンボロ寮〕

「ふな〜〜〜〜ッ!」
「わっグリム!?ごっ、ごめん〜〜!」

わたしたちの朝は、こんなドタバタから始まる。

〔メインストリート〕

「オレさま今日という今日はお前のこと許さねーんだゾ!」
「ほんとごめんね…ッ。学校が始まってもう9ヶ月は経ってるのにいつまで経っても支度に手間取っちゃって…」

自分の前を腕を組みながら怒りながら歩くグリムに、わたしは両手を合わせ必死に謝る。

今朝から騒がしいのはもう毎度の事。
最初は寝坊助のグリムを起こしていたわたしだけど、最近は色んなことがあり疲れが溜まっていた。

「オレさまだって、あいつらの合宿にこき使われててすっげー疲れてんだからな!」
「ええええん、だからごめんってば〜っっ」

プイッと不機嫌丸出しのグリムにはわたしの声なんて届かない。

「おーい!2人とも!早くしないと予鈴が鳴ってしまうぞ!」

校舎の窓からデュースが大声で叫ぶ。
わたしたちはハッとしてとにかく教室まで猛ダッシュをし、予鈴が鳴っている中教室へ着いた。

「ははっ、相変わらずお前らおっせーな。そんなにお寝坊さんなら俺が毎朝起こしに行ってやろっか?」

席につきニヤニヤと笑ってくるエースにベッと舌を出し拒否をする。

「悪いな、俺たちの合宿だってのに面倒かけちまって。

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