キャンバスに映る貴方
第五話





chapter:甘い吐息





募る想いと快楽で震えてしまう僕の先端は、絶え間なく流れるシャワーのお湯が注がれている。

おかげで僕自身は、膨れすぎて血管さえも見えている。

熱いお湯を放たれるシャワーを止めたい。

そう思うのに、手は快楽を求めて僕自身に固定したまま、動かない。

「涼、涼、欲しい……僕の初めてを奪って……」

痛くてもいい。

苦しくてもいい。

「お願い、僕が達してしまう前に、貴方と繋がりたい」

涼に懇願したら、僕の中を進む舌が消えた。

「心桜……」
「……あっ」

その直後、孔に触れたのは、熱を持った太いもの。

それが何かなんて、見なくてもわかる。

涼の雄だ……。

「好きです。貴方を誰にも渡さない」

お腹に回されたたくましい腕が、ツンと突き出している僕の腰を持ち上げた。

「心桜……」

震える声で僕の名を呼び、後孔から侵入してくる涼の雄――。

ゆっくり、僕の様子を伺いながら中を進む涼が愛おしい。

快楽で外しそうになるシャワーのノズルを伸びてきた片方の手で固定され、僕をいっそう深い快楽へと誘う。

初めての挿入はすごく痛いハズなのに、シャワーの刺激でそれさえも誤魔化される。

それは涼の優しさだ。
僕が痛みだけを感じないよう、そうして僕を快楽へ導いてくれる。


「涼……好き……だから……」

――動いて――
――揺すって――


すすり泣きながら懇願したら、涼は深く僕を突き刺し、願った通りに動いてくれる。


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