chapter:甘い吐息 募る想いと快楽で震えてしまう僕の先端は、絶え間なく流れるシャワーのお湯が注がれている。 おかげで僕自身は、膨れすぎて血管さえも見えている。 熱いお湯を放たれるシャワーを止めたい。 そう思うのに、手は快楽を求めて僕自身に固定したまま、動かない。 「涼、涼、欲しい……僕の初めてを奪って……」 痛くてもいい。 苦しくてもいい。 「お願い、僕が達してしまう前に、貴方と繋がりたい」 涼に懇願したら、僕の中を進む舌が消えた。 「心桜……」 「……あっ」 その直後、孔に触れたのは、熱を持った太いもの。 それが何かなんて、見なくてもわかる。 涼の雄だ……。 「好きです。貴方を誰にも渡さない」 お腹に回されたたくましい腕が、ツンと突き出している僕の腰を持ち上げた。 「心桜……」 震える声で僕の名を呼び、後孔から侵入してくる涼の雄――。 ゆっくり、僕の様子を伺いながら中を進む涼が愛おしい。 快楽で外しそうになるシャワーのノズルを伸びてきた片方の手で固定され、僕をいっそう深い快楽へと誘う。 初めての挿入はすごく痛いハズなのに、シャワーの刺激でそれさえも誤魔化される。 それは涼の優しさだ。 僕が痛みだけを感じないよう、そうして僕を快楽へ導いてくれる。 「涼……好き……だから……」 ――動いて―― ――揺すって―― すすり泣きながら懇願したら、涼は深く僕を突き刺し、願った通りに動いてくれる。 |