アラビアン・ナイト
番外編 第二話





chapter:Passion





オレ自身は揉み込まれ、乳首は舌で転がされて、喘ぐばかりの口は閉じることができず、唾液が流れるばかりだ。


「あっ、あっ、やっ!」



もうどうしようもできない。

ただベッドの上で、腰が浮き沈みを繰り返すばかりだ。


――ああ、どうしよう。


すごく気持ちいい。



ヘサームの手の動きに合わせて、水音が聞こえる。

それはオレ自身の先端から、先走りが流れはじめている証拠だ。


ヘサームの指に、オレの先走りが絡まっているに違いない。



「ああっ、ヘサーム!! もっ、おねがいっ!」


熱くて太いヘサームが欲しい。



オレは身をくねらせ、この先を強請る。

すると、孔の中に、圧迫感を伴って、それは入ってきた。



だけど、中に挿し込まれたものは、オレが欲しがっているものじゃない。


ヘサームの骨張った、指だ。



「やっ、ちがっ、ゆびじゃなっ!!」



「アティファ、だけどね、しっかり馴らしておかないと中が傷ついてしまうだろう? 君を傷つけたくはないんだ」



左右に首を振り、駄々をこねるオレ。


ヘサームは、聞き分けのない子供に言い聞かせるようにして、そう言った。


そうやってオレを気遣うヘサームは冷静なように見えるけど、声は掠れている。

まるで我慢しているみたいだ。



もしかして、さっきのセリフはオレに言ったんじゃなくって、自分に言い聞かせるための言葉だったのかな?





- 100 -

拍手

[*前] | [次#]
ページ:

しおりを挟む | しおり一覧
表紙へ

contents

lotus bloom