chapter:Passion 自分の欲望よりもオレを心配してくれるヘサームが愛おしい。 「……ヘサーム、ヘサームッ!!」 オレをこんなふうに乱れさせているのにもかかわらず、今も孔の中を擦る指は消えなくて、腹の奥がジリジリする。 「っひ、あっ、やぁんっ!! も、いいからっ、もう中、ほぐれてるからぁあっ!!」 グチュ、グチュッ。 さっき、オレ自身を扱いていたからだろう。先走りが絡んでいるヘサームの指が内壁を擦るたびに聞こえる水音。 中にあるオレの敏感な部分を何度も擦られ、痺れるような感覚が襲う。 「やだっ、ヘサームっ!! もっ、おねがっ、ヘサームの、欲しい。ヘサームをちょうだいっ!!」 イヤイヤを繰り返し、女みたいに女々しくすすり泣くオレ。 もう、考えていられる状態じゃない。 ヘサームに与えられた快楽に耐えられなくて、なりふり構わず、駄々をこねる。 オレの孔を擦っていた指は消え、代わりにオレの腰がベッドから浮かされた。 高々と掲げられた腰のおかげで、反り上がっている自身と、先端からは先走りの液がてらてらと流れている姿を目の当たりにしてしまった。 「やっ、恥ずかしっ!!」 「なぜ? オレを求めるアティファはとても美しい。この液さえも、とても魅力的だ」 そう言うと、ヘサームの舌が、今も流れ続けている先走りごと、オレ自身を舐めた。 |