アラビアン・ナイト
番外編 第二話





chapter:Passion





オレだってヘサームに愛を告げたいのに、ヘサームはそれを許さない。


……ヘサームが、全部、オレの中に入ったんだ。


ヘサームを咥えたオレの孔がジンジンする。




「いいか?」

ヘサームが言ったそれは、きっと動いてもいいかっていうこと。

そんなの、いいに決まってる。

オレも、今よりずっとヘサームを感じたい。



「……んっ」

尋ねられて、コクンと頷くと、ヘサーム自身による深い抽挿がはじまった。


「あっ、はっ、ああんっ!!」


ヘサーム自身でオレの最奥を何度も突かれ、内壁を擦られる。


そのたびに、はしたなく喘ぐオレ。





だけど、なんかヘン。

なんかおかしい。

まるで、大きな海原に放り出された気分だ。


不安定で、体が全部持って行かれそうな感覚……。


大きく揺れている。



「あっ、あっ、ヘサーム、ヘサームっ!!」

波に流されないよう、オレを捕まえていてほしい。


オレは手を伸ばしてヘサームを探す。


するとすぐに、ヘサームがオレの手を取ってくれた。


「アティファ、可愛い俺のアティファ」



「ヘサーム……すきっ、すき、すきっ、あい、してるっ!!」

ようやく言えた愛の言葉。


オレの口は、ヘサームの薄い唇によってすぐに塞がれた。




ヘサームと繋がったまま、キス、されているなんて……。


「んっ、っふ……んっ」


目から流れるのは、嬉し涙。





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