chapter:Passion オレだってヘサームに愛を告げたいのに、ヘサームはそれを許さない。 ……ヘサームが、全部、オレの中に入ったんだ。 ヘサームを咥えたオレの孔がジンジンする。 「いいか?」 ヘサームが言ったそれは、きっと動いてもいいかっていうこと。 そんなの、いいに決まってる。 オレも、今よりずっとヘサームを感じたい。 「……んっ」 尋ねられて、コクンと頷くと、ヘサーム自身による深い抽挿がはじまった。 「あっ、はっ、ああんっ!!」 ヘサーム自身でオレの最奥を何度も突かれ、内壁を擦られる。 そのたびに、はしたなく喘ぐオレ。 だけど、なんかヘン。 なんかおかしい。 まるで、大きな海原に放り出された気分だ。 不安定で、体が全部持って行かれそうな感覚……。 大きく揺れている。 「あっ、あっ、ヘサーム、ヘサームっ!!」 波に流されないよう、オレを捕まえていてほしい。 オレは手を伸ばしてヘサームを探す。 するとすぐに、ヘサームがオレの手を取ってくれた。 「アティファ、可愛い俺のアティファ」 「ヘサーム……すきっ、すき、すきっ、あい、してるっ!!」 ようやく言えた愛の言葉。 オレの口は、ヘサームの薄い唇によってすぐに塞がれた。 ヘサームと繋がったまま、キス、されているなんて……。 「んっ、っふ……んっ」 目から流れるのは、嬉し涙。 |