アラビアン・ナイト
番外編 第二話





chapter:Passion





離さないでと言う代わりに、もう一方の手で、オレはなめらかな髪に指を差し込んだ。


「……んぅっ……んんぅううううっ!!」

口角を変えられ、より深いキスが与えられる。


勢いよく最奥に打ち込む雄を感じながら、口づけられたオレは、とうとうイってしまった。


おかげで繋がっている孔はギュッと窄まり、中にあるヘサームごと締めつける。


「んっ、ぅううっ!!」


締めつけられたヘサームは、熱い迸りをオレの中の、ずっと奥に注ぎ込む。



「んぅっ!」


ああ、どうしよう。すごくきもちいいっ!!


オレはヘサームを咥えたまま、体をいっそう弓なりにした。





……その日。

朝日が昇るまで、オレはヘサームに抱かれ続けた。


もちろん、ささやかれる愛と一緒に……。



これからずっと、こういう日が続くのかもしれない。


オレは男だ。

女性みたいに喘ぐなんて、ものすごく恥ずかしい。
 

だけど……ヘサームなら、それもいいや。



  *えんど*


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