chapter:Passion 離さないでと言う代わりに、もう一方の手で、オレはなめらかな髪に指を差し込んだ。 「……んぅっ……んんぅううううっ!!」 口角を変えられ、より深いキスが与えられる。 勢いよく最奥に打ち込む雄を感じながら、口づけられたオレは、とうとうイってしまった。 おかげで繋がっている孔はギュッと窄まり、中にあるヘサームごと締めつける。 「んっ、ぅううっ!!」 締めつけられたヘサームは、熱い迸りをオレの中の、ずっと奥に注ぎ込む。 「んぅっ!」 ああ、どうしよう。すごくきもちいいっ!! オレはヘサームを咥えたまま、体をいっそう弓なりにした。 ……その日。 朝日が昇るまで、オレはヘサームに抱かれ続けた。 もちろん、ささやかれる愛と一緒に……。 これからずっと、こういう日が続くのかもしれない。 オレは男だ。 女性みたいに喘ぐなんて、ものすごく恥ずかしい。 だけど……ヘサームなら、それもいいや。 *えんど* |