chapter:Night~捕らえられて 「この媚薬の効果は、こいつが抜くまで永遠に続く。今日開催される闇の市場にさっそく持って行こう」 「こいつの腰にベルトを巻け。勃っている小さな逸物にコルセットを付けろ。抜かせるなよ? 媚薬の効果が薄れるからな。 「お頭、服はどうする?」 「いらん。服は何も着せるな。布を巻くだけにしろ。 赤く腫れた乳首と、逸物から尻の孔に向かって流れる甘い蜜のような、この先走りが闇の市場に着いたらすぐ見えるようにするんだ。 これは高く売れるぞ」 「俺たちは一気に大金持ちだな」 下卑た笑い声が、地面の上で乱れるオレに降ってくる。 「っつ、っひ、あっ、ああっ!!」 ……ぽたり。 ぽたり。 乾いた砂地に涙が落ちる。 この涙は快楽によるものなのか。 それとも、ジャンビーアを奪われ、男なのに無理矢理体を暴かれたことによる、悔しさからくるものだろうか。 ――自分でも、もう何が何なのか、よくわからない。 ……だけど。 だけど、ひとつだけわかったのは、オレの脳裏に、ヘサームの顔が過ぎったっていうこと。 なぜだかわからないけど、今、とてもヘサームに会いたいって……そう、思ったんだ。 |