アラビアン・ナイト
第五話





chapter:Night~捕らえられて





……オレおかしい。


すごくヘンだ。

オレの体の奥。

……熱が、灯りはじめている。



それが媚薬の効果だってわかっていても、疼いているのには変わりなくて……。




オレは男なのに、男に触れられて気持ちがいいと感じる自分が腹立たしい。





「っは、なせっ、いやだっ!!」



心は不快感を感じているクセに、体がそれを受け入れる。


自分の拒絶する言葉さえも、どこか悦んでいるようにさえ聞こえてくる。



こんなの……イヤだ。



ますます気分が落ちていく――……。


「兄貴ばっかずりぃ……」



両足首を固定させていた男は、オレの乳首を弄っている男に向かって羨ましげな声を出した。



「いいだろう? ほら、すげぇ色っぽい。売り飛ばすのが惜しいなぁ。

ルビーのように光ってやがる」



「っひ!!」



見せびらかすようにして、両胸にある乳首をいっそう強く摘んだ。

そうされて、オレの体が弓のようにしなってしまった。


「っつ、はなせっ、いやだ!! いやっ、ぁっ!!」


ジクジクと疼く体が憎らしい。


胸を弄られている、たったそれだけなのに……。



下肢さえも、身をもたげはじめている。


「こうやって力を加えてな? 上下に擦ってやると、ほら、もっと尖ってきた」


「っあっ、いやだ、はなせっ!!」



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