chapter:Night~捕らえられて 瓶の中身は、豆電球のおかげで、水のようなものが並々と入っているのが見える。 豆電球がオレンジ色のせいだろうか、小瓶の中に入っている液体が、ものすごく気味の悪い物のように思える。 「両腕を後ろで縛れ」 頭領に言われるまま、さっき、小瓶を差し出した奴がオレの両腕を取り、後ろに固定すると、より強く縛り上げた。 「っぐっ!!」 両腕が、手加減なしに力ずくで後ろに引っ張られる。 腕が、引き千切られるんじゃないかっていうくらい、ものすごく痛い。 あまりの痛みで思わず、オレの口からは苦痛の声が漏れた。 だけど、人買いたちは痛みを訴えているオレを気にかけることなく、拘束も腕だけに止まらなかった。 「うんと気持ちよくしてやるからな?」 さっき、オレの腕を縛った奴に顎を持ち上げられた。 奴の腕もオレの腰に回る。 「何するんだよ!! はなせっ!!」 自分の体なのに、相手の思うがままに動かされるのがガマンならなくて、なんとか拒絶しようとするものの、だけどやっぱり相手の思い通りにさせられる。 奴らは、必死に抵抗を図るオレを面白がっていた。 のっぺりとした顔に薄ら笑いが浮かんでいる。 「はじめは不快に思うかもしれんが、なに、すぐに気持ちよくなるさ……」 男たちの言葉が――ものすごくイヤな感じにさせる。 |