アラビアン・ナイト
第六話





chapter:Meet Again~同衾





それはきっと、男の……。





「っひっ、いやだああああっ!!」


それ以上は何も考えたくない。


オレは首が引き千切れるんじゃないかっていうくらい、左右に振って、中に進入してくる男を拒む。


だけど、ゆっくり中を進むそれは、けっして止まらない。




「なか、熱いなぁ〜。締まりがあって、なかなか」


3本の指よりも太くて長いそれは、オレの内壁をこじ開け、さらに奥へと進む。


内壁が、男の欲望の形に合わせて無理矢理引き裂かれる。

ギシギシと軋む骨の音が聞こえる。

それと共に、全身には鋭い痛みも走った。




「っぐ……っは!!」



まるで、鋭い切っ先の長剣にでも突き刺されているみたいだ。


尻の孔から胃まで直結しているみたいだ。


――すさまじい圧迫感。



息ができない。



苦しい……。




オレの中で、疼きなんていうものは、もう存在しない。


媚薬の効き目は、貫かれる痛みですっかり消え去った。


あるのは、男に無理矢理組み敷かれる苦痛。ただそれだけだ……。





「いやあああああっ!!」

それでも、オレのことを気にもかけない男は、自分の快楽のためだけに抽挿を繰り返す。



ぶつかり合う肌の音がオレの耳を侵す。


……痛い。

心も、体も全部。





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