chapter:秘密を抱えて繋がる夜。 やがて、やってくる強烈な快楽を心待ちにして――。 そしてその時は間近に迫っていた。 昴の両手が、悠里の華奢な腰を支える。 悠里の下肢がベッドから浮いた。 昴に抱かれる。 悠里は疑うことなく、そう思った。 けれどその思いを、昴はすぐに打ち消してきた。 「悠里、ここを強く持っていなさい」 悠里の腰にあった手は下から伸び、悠里の手を自身にあてがってきた。 「なっなにを……」 ごくんと唾をのみこみ、昴を見上げる。 昴はにっこりと微笑み返しているだけだ。 だが、その笑みは抵抗することさえも許さないという、有無を言わせないものだった。 悠里は目を瞑り、昴の言われた通り、昴を求めて赤黒く膨らんだ自身を持つ。 「こっちの手もね」 「っつ!!」 昴はそう言うと、悠里の空いているもう一方の手も自身へとあてがわれた。 「そうそう、そうやってしっかりと根元を持っているんだよ。俺が良いと言うまで離してはいけないからね」 昴は悠里の返事を聞こうともしないまま、また微笑む。 (――すばる?) 悠里は、まだこの体勢の意味を知らない。 なにせ、昴とこういう関係になったのはつい最近のことだ。 しかし、悠里は昴がもたらす快楽を覚えてしまったことも確かなのだ。 「あっ!!」 困惑している悠里の密口に、熱を帯びた大きくて太い何かが突いてきた。 それが何かを理解すると、悠里は歓喜に震えた。 |