好きと言えない。
第一話





chapter:秘密を抱えて繋がる夜。





 ベッドの上で力なく横たわる悠里に覆いかぶさるようにして昴が倒れ込んだ。



――想われていなくてもいい。



――玩具でもいい。


 繋がっている時だけは、自分を見つめていてくれているから……。


 あたたかい昴の体温が心地いい。


 力強い昴の身体が頼もしく、心配事など何もない。

 そう思わせてくれるこの瞬間が、悠里はとても嬉しかった。


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