chapter:身代わり~秘めた恋心。 話題になっている女優をこんなふうに、酷く抱けないから、仕方なく、女の子のような容姿をしている自分を、その女性に見立てているのかもしれない。 だったら……。 それでも……。 受け入れられない想いなら、いっそ抱かれてしまおう。 その女性と昴が両想いになるまで――。 もう要らないと、自分を捨てる日まで――。 それは悠里の中で、何かが弾けた瞬間だった。 「すばる……」 (好き) 悠里は伝えることのできない想いを胸に秘め、昴の広い背中に両手をまわす。 その日から、昴との関係は大きく変化した。 |