chapter:想い、打ち明けて。 大きな茶色い瞳には、快楽の涙が溢れている。 だが、それだけではないことを、昴は読み取った。 必死に首を振る悠里は、快楽を遠ざけようとしているようにしか見えない。 「悠里?」 「ちがう……中に……挿れて……昴が欲しいの……」 昴は、悠里が首を振って懇願する様を、眼に入れた。 昴は、自分を欲してくれていることが、素直に嬉しかった。 悠里は自分のものだという独占欲が、内側から流れる。 だから口角は上がり、意地悪な表情になってしまう。 しかし、それすらも男の色香を漂わせている。 とても綺麗だ。 悠里はその表情に、見惚(みと)れた。 「四つん這(ば)いになりなさい」 昴はまだ自分を抱いてくれる。 悠里は、昴の言葉に打ち震えた。 昴の言うとおり、背中を向けて彼の顔の前に自分の双丘を差し出す。 「悠里、これでは挿れられない。もっと脚を大きく広げてくれ」 その言葉に、悠里の背中に電流が走った。 いくら昴に抱かれることを願っていたとしても、悠里は今まで、昴を誘惑したことがない。 自分の双丘を昴の顔の前に出すのがやっとのことで、どんなに彼に抱かれようとも、やはり羞恥は襲ってくる。 自分から誘った手前、拒絶することはできないが、自分をすべて曝(さら)け出すことは、ずいぶんと抵抗がある。 |