好きと言えない。
第十話





chapter:想い、打ち明けて。





 悠里は、そんなことはできないと振り返れば、双丘に突き刺すような体勢をした、昴の下肢が見えた。

 彼の雄は、これでもかというほどデニムパンツを押し上げ、幾分か膨れ上がっている。


 自分のあられもない、この姿で、昴は興奮してくれている。

 悠里はまた、全身を震わせた。

 けれどそれは、羞恥や恐ろしいという感情ではない。武者震いに近いものだった。

 悠里は、昴にもっと興奮してほしいと思った。

 だから昴の言うとおり、両脚を広げ、中にある蕾を見てもらえるようにと、親指を使って花弁を広げる。



 クプッ。

 花弁を広げると、空気を含んだ音が聞こえた。

「……っふ」


 あらわになった密口が、秋のひんやりとした空気に触れる。

 欲望にまみれた熱い身体の中に入ってくる感覚がなんとも言えず、心地いい。


 悠里の羞恥をかなぐり捨てる姿を見たからだろうか。

 昴から唾を飲み込む音が聞こえた。



(――昴が見てくれている)

(――ぼくを欲しがってくれている)

 そのことが、とても嬉しかった。


 たとえ、今だけだとしても、昴は自分をそういう目で見てくれている。

 そうなると、悠里の行動はさらに大胆さを増す。

 両の手にある人差し指を自分の密口に挿し入れた。

 亀頭から流れた蜜のおかげで、自分の指は意図も容易く中へと入っていく。


「ん…………ふぅ……」


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