迷える小狐に愛の手を。
第十二話





chapter:夢? それとも現実?





「ぁ……っ」

夜の空気が、疼きで熱くなった身体を冷やしてくれる。

昨日もこうだったけど、何回されてもやっぱり恥ずかしい。


「ゆき……」

「大丈夫。すぐ、楽になるよ」

幸が、オレ自身を包んだ。

「ふぁ……」

オレの腰がベッドから離れる。


「嫌だったら、そう言って……」


これまでに、何回、その言葉を聞いただろう。

イヤなことなんて、幸からされたことないのに……。

そう思うけど、あまりの眠気のせいで話すことができない。
オレはそのまま、幸に身をゆだねた。


その時だ。

「はぁん……」

ビクッ!!



オレの全身が震えた。

――っていうのも、オレ自身がねっとりとした何かに包まれたからだ。

この感覚って、たしか前にもあったような……。



だけど、それが何か、思い出せない。


オレは、うつら、うつら、とした頭で考えていると、ねっとりとした何かが、突然、オレ自身をきゅううっと締めつけてきた。



「んやぁんっ!! なにっ……はぁんっ」

さっきとは比べようもないくらい、強い刺激がオレを襲う。

腰が、大きく揺れた。




……ペチャ。

何かを舐めるような水音も聞こえてくる。

「ふぅ……っん」


付け根から先端へと、それが伝い――そしてまた、先端から根元へと、何度も行ったり来たりを繰り返す。


だけど、その、『何か』っていうのは幸がもたらしていることは知っている。

「ぁ、ぁ、ぁ……ゆきぃ……」





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