迷える小狐に愛の手を。
第十五話





chapter:蜜に溺れる身体





神楽を許せるわけがない!!


オレは神楽を拒むため、身体を動かし続ける。


――幸。


こんな時に想うのは、幸のことばっかりだ。

『暴れないで、大丈夫だから』

そう言って、暴れるオレの頭を撫でる優しい手。


『何もしないよ』

そう言って、オレを包むあたたかい腕。


オレが望むのは、決してこんな冷たい視線を送ってくるヤツなんかじゃない。

だからオレは、必死に抗(あらが)い続ける。


『死んだってコイツなんかには従わない』

そう、決意を込めて――……。



「古都、聞き分けのない子だ」


ギシッ。

拒絶し続けるオレに痺(しび)れを切らした神楽は、ベッドに上がった。

「いやだ!! 来んなっ!!」


だけど、身体を縛られているオレは、神楽を拒絶しても、どうにもできないことはたしかだ。

神楽はオレを跨(また)ぎ、抵抗を図るオレの腰を挟んで固定した。


「いや……いやだ!!」

腕や足だけじゃなくって、身体さえも縛られてしまった。

そのことが、さらにオレを絶望へと誘っていく。


「いい加減、観念しろ。お前は俺に抱かれる運命なんだよ」

神楽は、オレの胸にあるクリームでべとべとになったふたつの乳首を弄(いじ)りはじめた。




キュッ。

乳輪を指先でなぞり、乳首を親指と人差し指で摘まむ。




「っつ!!」

なに……これ…………。





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