chapter:蜜に溺れる身体 しばらく両胸を神楽に弄られていると、次第にオレの乳首がムズムズしはじめてきた。 神楽は、オレの動きが変化していることを感じ取ったんだろう。 口角を上げて、勝ち誇ったかのようにほくそ笑む。 「やっと効いてきたんだね。即効性じゃないから困るな、コレ」 冷たい言葉が、オレの聴覚を刺激する。 オレを弄る神楽の指の力は、緩めるどころか、強くなっていく。 クイッ。 乳首を押し込んだかと思えば、強く引っ張り上げた。 「っく、はっ!!」 ビクンと腰がベッドから浮き、口からは声が漏れてしまう。 「可愛いよ、古都。桜色の乳首が赤く腫(は)れてきたね。より淫らに、もっと鳴こうか」 そう言うと、神楽はオレの乳首を強く摘まんだ。 「……あっ、やっ!!」 こんなのおかしい。 だって、オレに触れているのは幸じゃない。 父さんと母さんを殺した敵だ。 それなのに、オレの身体は神楽に反応している。 まさか……。さっきの、クリームか? 戸惑いを隠せないオレの脳裏に、さっき神楽が手に取っていたビンが過ぎった。 「なに……を……オレに……」 「ん? ああ、これね。媚薬らしいよ? 人間って面白いモノつくるよね。 これで自分に懐かない異性を懐柔(かいじゅう)させるらしい」 「ふざけ!! ……ぁ……」 オレが罵声(ばせい)を最後まで言えなかったのは、神楽の指がいっそうオレの乳首を強く摘まんだからだ。 |