chapter:蜜に溺れる身体 心は違う。 こんな行為を望んではいない。 それなのに、身体は……。 クリームを塗りたくられた全身は甘く疼き、熱がオレを襲う。 見下ろせば、オレの中心は恐ろしいほど反り上がり、赤黒く変色している。 イヤだ。 こんなの、オレじゃない。 それなのに……。 オレはこの行為を楽しんでいる。 こんな身体、イヤだ。 「っは、ああっ、んぅっ」 拒絶したいのに、口からはいやらしい女みたいな喘ぎ声ばかり出してしまう。 そうこうしている間にも、オレの中を弄る指は増え、二本から三本になっている。 それは突然だった。 オレの中が……。 焼けるように熱くなったんだ。 「んっ……っふ、ああっ!」 もっと……もっと欲しい。 こんな細い指じゃなくて、もっと強い刺激が欲しい。 そんな願望が、意識下でくすぶりはじめる。 突っ込まれた指の痛みで硬直していた腰は、上下に動く……。 「ふぅ………」 喘ぎすぎた為に、閉ざすことができなくなったオレの口からは、唾液がすでに流れている。 「古都、中でも感じるんだね。色っぽいよ……」 神楽はオレの中に挿れていた指を一気に抜いた。 「ぅっあ、あっ!!」 神楽の指が消えたと同時に、ビクンと反応した、オレ自身。 もうイくっ! そう思った瞬間、神楽は思い出したかのように、オレの先走りと、クリームでべとついた手で、オレの、中心の根元を握りしめてきた。 そうかと思えば、すぐに根元は細い何かに締めつけられた。 |