chapter:蜜に溺れる身体 ちがう。 振動だけじゃない。 「や、あ、ぁぁああああああっ!!」 ソレは回転さえもはじめ、より奥へと進入していく……。 この冷たい無機質な部屋に響くのは、ソレが起動する機械音と、淫らな水音……。 そして、オレの口から放たれる喘ぎ声だ……。 「んっ、あっ……」 苦しい。 オレ自身を縛っている紐を今すぐ引きちぎりたい。 自身から白濁を思いきり放ちたい。 オレの腰が、ベッドで浮き沈みを繰り返す。 「かぐら……こんなっ……ふざけんな!!」 オレは穴の中で、男根と同じ形をしたモノを掻き回されているのを感じながら、オレを見下ろしている神楽に訴えた。 だけど神楽は、首を横に振り、もっとも残酷な言葉を紡ぎはじめた。 「古都、どう? 俺が欲しいかい? これよりももっと大きいモノで、もっと奥に挿れてほしいかい? 君の中を太いもので擦ってほしいかい?」 神楽の残酷な言葉がオレを追い込む。 ――楽にして欲しいのは本当。 ――疼く身体をなんとかして欲しいのも本当。 ――もっと奥に挿れて欲しいのも本当。 だけど……。 オレを好きにしていいのは、オレが何をしても、けっして怒ったりしない、とても優しいあの人だけ――。 けっして、こんな力任せに奪ってくるヤツなんかじゃない。 「……れが…………」 |