chapter:蜜に溺れる身体 オレの穴の中では、無数の突起が回転し、さらにこじ開けようとしてくる。 「ぁぁぁあああああっ」 ここから抜け出さなきゃ。 オレが神楽に抱かれれば、この世界が終わってしまう。 オレの力を奪われれば、幸は、きっと殺される。 奴隷と言う名の死を迎える。 なんとか、しなきゃいけない。 神楽がいなくなった今がチャンスだ。 それなのに……。 オレの両手足は、ベッドの柵にロープで括り付けられている。 全身は身悶えするほどに熱く疼く。 中を弄る男根に似たソレは、大きく振動しながら回転している。 「ん……ふっ…………」 出したい。 オレ自身を縛っている紐を取りたい。 オレが動くたび、上に被さっているコートが擦れて苦しい。 「ん……ぁ……んっ」 ……だけど。 ――こんな、感情もない、ただの機械なんかでイきたくなんてない。 感じているのがイヤで、必死になって唇を引き結ぶ。 「んっ、ああっ」 それなのに、オレの口から飛び出るのは喘ぎ声ばかりだ。 ゆき……ゆき…………。 会いたい。 ――本当は……。 世界とか、神楽とか、どうだっていい。 幸に、もう一度、会いたい。 会って、話がしたいよ……。 ポロッ。 涙が出てくるのは押し寄せてくる快楽か、それとも幸を想っての事なのか。 それさえも分からない。 「ゆ……き…………」 |