chapter:想い、見る夢 いくら夢の中だといっても、幸にこんないやらしい身体を見られるのは堪え難い苦痛だ。 「ふっ…………」 涙がまた、オレの目じりから流れはじめる。 もう、終わりだ。 幸に気持ち悪いって思われた。 いやらしい身体だって、軽蔑された。 「ふっ…………ぅ」 ――古都……まさか神楽にやられたのか?―― 絶望を感じるオレに、幸は気遣うようにそう言うと、仰向けになっているオレの身体を横にして、中を弄られていた感覚から遠ざけてくれた。 それどころか、幸はオレのほっぺたに流れる涙を人差し指で拭ってくれる。 夢の中でさえ、幸は優しい。 ――こんなに傷をつくって……。苦しかったね―― 幸はとても優しい声音でそう言うと、勃ち上がっているオレの中心へと手を伸ばした。 付け根にあった紐を解く。 「あ、やああああああああんっ!!」 同時に、恐ろしいほどの解放感がオレを襲った。 白濁が噴水のように一気に吹き出し、隣にいる幸のシャツにべっとりと付着した。 オレの身体がいっそう大きく仰け反った後、脱力感に覆われたオレは力なく、ふかふかのベッドに沈み込んだ。 「……っは……」 口からは、荒い息が飛び出す。 心臓も恐ろしいほど大きく鼓動している。 一度、射精したおかげで、ほんの少し身体が楽になると、今度は幸の着物を汚してしまった罪悪感があふれてくる。 だけど……快楽はそれだけじゃ治まらない。 |