迷える小狐に愛の手を。
第十六話





chapter:想い、見る夢





だって、オレの後ろにはまだ異物が押し込まれている。

男根に似たソレが、もっと中に入り込もうと、いまだにグイグイと内壁を擦っている。

「っひ、あっ、ああっ!」

オレの中心は、ふたたび反り上がり、白濁を流す。

そしてまた、幸のシャツを濡らすんだ。


「も……いやぁ…………」

自分のいやらしい姿を想像しただけで、惨(みじ)めになる。


せっかく幸が、目じりを拭ってくれたのに、また、涙が流れはじめる。


――古都、今楽にしてあげるからね――

「ゆきぃぃいいい」

こんなおかしな身体になったのに、けっして、『気持ち悪い』とは言わない幸。

幸の優しさに、オレの胸がぎゅっと締めつけられた。

幸は、その言葉どおり、オレの後ろを弄る異物を取り出し、楽にしてくれる。


……クプン。
「っひ、ああぁ……」

オレの中から異物を取り出されると、一時的に穴が広がった。

だけどまた、穴が閉じていく……。

冷たい空気がオレの穴を通って中へと入り込んで来た。

「ん……ふぅ……」

異物は無くなった。

でもダメ。

こんなんじゃ、ぜんぜん楽にならない。

だって、中にある内壁は、異物が擦った所為で、熱をもっている。


それに、あの神楽が塗った媚薬と言う名のクリーム。
アレがオレの中でくすぶり続けている。


……欲しい。


もっと、太いものが……。

硬いものが……。




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