chapter:想い、見る夢 不審に思った幸は、泣き腫(は)らしたオレの顔を窺(うかが)ってくる。 「っひ、ああっ」 そうこうしている間でも、オレの後ろにある異物は回転しながら、ベッドに押されて、さらに奥へと入り込む。 もうイヤだ。 オレ自身の根本を縛っている紐を解いて欲しい。 イきたい。 イかせて……。 「あっ、あっ、あっ」 だけど、それを言う気力さえない。 ひたすら喘ぎ声だけが、口から漏れる。 ――古都? ―― 幸は、そんなオレの態度がおかしいと気がついたらしい。 オレが着ているコートのボタンを外していく……。 ダメ。 脱がさないで、恥ずかしい。 幸には、神楽に弄られた身体なんて見られたくない。 「ん……んぁ……」 だけど、その言葉の代わりに、喘ぎ声ばかりが、口から飛び出る。 オレの意志に反して、幸の手によってボタンはすべて外された。 あらわになったのはオレの身体。 ――熱をもつ身体が、外の空気に触れた。 少しだけ、詰まった息も楽になる。 でも……。 目の前の幸は、オレの身体を見て、唖然(あぜん)としていた。 胸にあるふたつの突起は神楽に噛まれたせいで、赤く腫れているし、中心にあるオレ自身は高く反り上がり、紐で縛られているおかげで赤黒く変色している。 それに、後ろには異物を咥え込んでいる。 |