迷える小狐に愛の手を。
第十六話





chapter:想い、見る夢





オレは幸に拒絶された……。


でも、でも……夢の中でならいいよね。

幸に抱かれる夢を見るくらい、いいよね。

だってオレ、こんなに幸が欲しい。

神楽に抱かれる前に……幸に抱かれる夢を見るくらい、いいよね?



「ゆき……挿れて……オレの中に……ゆきの……大きいの、欲しい……」

オレは自分自身にそう言い聞かせ、幸にお願いする。

そうしたら、幸は唸(うな)り声を上げて、オレの腰を持ち上げた。


クチッ……。
さっきまで異物を埋め込まれていた後ろの穴に、熱くて硬いものが当たった。


幸だ。

幸も、オレを見て感じてくれていたんだ。

いやらしい身体がここで役に立つことだってあるんだな。


媚薬も、少しはいいかもしれない。


オレは幸の背中に腕をまわし、幸がいっそう深く入って来れるよう、うながした。


クププ……。
幸の反り上がった男根が、オレの穴を、さっきあった異物の代わりにこじ開ける。

「ん……ふぅん……」

疼きと一緒に、異物とは違う圧迫感がオレを襲う。


「あっ、やあああっ、あつい……ゆきの……あついっ……」

クリームが中で溶ける水音が、まるで自らで中を濡れているように思わせてくる。

すごく気持ちがいい。

このおっきいのが幸なんだ……。

そう思うと、オレの内壁が幸を締めつけてしまう。


幸はくぐもった声を上げ、それでも、オレの最奥目がけて進んでいく……。





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