迷える小狐に愛の手を。
最終話





chapter:想い遙かに、忍ぶ恋





「っひあっ! そこ、やぁっ。擦らないでぇぇ!!」

オレの身体がビクン、ビクンと跳ねる。

自身からは、白濁を絶えず流していく。

「ぁ……ぁ……」

「古都、古都……すごくかわいいよ」

そう言ったのは、人間の姿の幸だ。

黒髪と、黒い目を持った幸がいた。


いつの間にか、容姿は妖狐から元の人へと変化していた。



幸の額からは、一筋の汗が鎖骨へと流れていく……。

……綺麗。

単純にそう思った。

……トクン、トクン。

胸が高鳴るのは、幸への想いを持った心。


――好き。

すごく好き。


「ゆきぃぃ……あい、してる……。愛してる……」

「古都……」

「ふ……っあん」

両手を伸ばし、幸のぬくもりを求めると、幸は微笑み、オレの背中を包んでくれた。

幸と繋がっている箇所が、いっそう深くなる。

「ん、ぁあああっ!」

幸の汗で濡れた身体がひんやりとして気持ちいい。


幸が動くたび、勃ち上がっているオレ自身が幸の腹に擦れ、オレの中にいる幸が内壁を擦る。


「ん……ぁ……イく……ゆきぃぃぃ、あいしてる……」

「古都。ああ、俺も愛しているよ。一緒にイこうね」

幸は、笑顔を浮かべてオレに愛を告げると、最後に思いきり奥を突いた。

「あ、ああっ!!」

オレの身体がいっそう弓なりになる。

おかげで、幸を奥深くまで導いた。


幸とひとつになったことをあらためて実感すると、白濁がオレの先端から勢いよく流れ出た。

幸も、自身を締めつけるオレの中で、白濁を流した。

幸の白濁がオレの最奥に向けて注がれる感覚に酔いしれる。



大好きな人に抱かれ、心は幸福感に包まれる。

オレは幸の体温を感じ、幸の荒れた呼吸を聴きながら、視界を閉ざした……。





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