chapter:エピローグ~狐の嫁入り 抗議しようとした瞬間、幸の指が一本、オレの尻の穴に入って来た。 「ゆっ、ゆきっ!!」 幸に触れられている。 そう思っただけで、オレの身体から力が抜けてしまう。 失っていく力とは反対に、奥から疼きが生まれた。 グリグリと中をこじ開けていく幸の指は止まらない。 それどころか、もっと深くまで入り込んでくる。 「ゆきっ、やっ!!」 こんなところでしたくない。 そう思っているのに、オレの身体は幸を求めてしまう。 オレの中心は少しずつ身をもたげているのが分かる。 幸にもたらされる快楽から逃れようと、必死に幸の着物を握りしめる。 「ん……っふ……」 「古都、俺が結婚しようと言ったのはね、君を他の連中に渡したくなかったからだよ? 俺が君を離したくなかったんだ」 そう言いながら、オレの中に入る指は、一本から二本へと増えていく……。 幸を迎え入れるオレの穴は、今日はまだ馴らしていないのに、難なく指を飲み込むのは、オレの中がもう幸を覚えてしまっている証拠だ。 「知らないだろう? 俺が抱くたびに、古都から色香が出ていることを……。男女問わず、魅了する色香を……」 「あ、やぁ……ゆき……」 「古都は思い違いをしている。妖狐の力は俺にとって損ばかりでもないんだよ」 なに? 幸の指がもたらす快楽のせいで、幸が何を言っているのか、上手く聞き取れない。 |