chapter:プロローグ おかげで、後ろを弄られている妙な圧迫感も、少しずつ消えていく――。 グチュ、グチュ。 オレの穴に突っ込む神楽の指が動くたび、いやらしい水音が耳に入ってくる。 神楽を受け入れているみたいで、痛みも、違和感もなくなるのはイヤだ。 それなのに、オレはこんな奴に感じている。 出したくもない精液を先端から吐き出し、女みたいに喘いでいる……。 こんな……。 こんなのって……イヤだ……。 「んっ……はぁ……」 「いやらしい身体だ……。そうやって、お前はこれから常に、俺を感じて生きていくんだよ?」 ……冗談じゃない。こんなのはイヤだ。 好きでもない――しかも、父さんと母さんを殺した奴の腕の中にいるなんて、そんなのイヤだ。 だけど身体は、オレの意に反して快楽を覚えていく……。 「さあ、もう繋がろうね。俺とひとつになるんだ。光栄に思いなさい」 神楽は残酷な言葉を口にした。 見下すようなその笑いが、オレの、拒絶するスイッチを押した。 「いやだあああああ!! だれか……いやああああ!!」 ――助けてっ!! オレは今までにない悲鳴と、叫び声を上げた。 「ぅぐっ!!」 だけど、大きく開けたオレの口は、オレ自身を扱いていた神楽の大きな手によって塞がれてしまう。 塞がれた口から、神楽の指がオレの口内に入ってきた。 にがいっ!! |