chapter:漆黒の刃が獲物を狙う時を待つ―side:神楽 ――まずいな。 この勃ち上がったものをなんとかせねば……。 俺は、『神楽様』と書かれている扉に取り付いているドアノブを回した。 「あの……」 背後から、小さな声が俺を呼び止めた。 後ろを振り向けば、そこには大きな花束を持った純白のワンピースを着た、まだ幼い雰囲気を身に纏(まと)う、女がいた。 頬は赤く染まり、上目遣いで俺を見上げている。 仕方がない。 今夜はコイツで手を打とう。 俺は無言でボクサーパンツごとデニムを下ろし、女の前に勃起した自身を取り出した。 古都を想像していた俺のモノは恐ろしく反り上がり、血管が男根に向かって流れていた。 膨らみきった、赤黒く腫れている俺自身を女に見せると、女はゴクリと喉を鳴らしている。 純情そうに見えて、結構したたかだな。 俺は女の手を取り、部屋の中へと通すと、オレ自身を小さな口に咥えさせた。 「ん……んっ」 「もっと飲み込め。俺が欲しいんだろう?」 俺は女の喉の奥まで一気に自身を突き、挿れてやる。 「んぐっ…………」 喉の奥までの締めつけが、俺を快楽へと誘う。 だが、古都の中はこれ以上の快楽を与えてくれるはずだ。 ――ああ、古都。 早くお前が欲しい。 俺は目を閉ざし、古都を想像しながら、女の口内へと白濁を放出した。 |