chapter:発情期ってなんですか? だけど、それは大きな間違いだった。 ヘソの前に折りたたんだ足。 太腿が――オレ自身に当たった。 「ぃやっ!」 なんで……!! オレは絶句した。 だって、オレの中心がドクドクと脈打ち、大きく膨れ上がっているんだ。 なんでこんな……。 幸の隣で、なんでこんな状態になってるんだよっ!? 自分の、今の姿を想像すれば、恥ずかしさのあまり顔が火照り、真っ赤になる。 今は暗いから幸に顔を見られる心配はない。 そう自分に言い聞かせても、やっぱり恥ずかしい。 …………どうしよう。 どうすればいいの? コレは、オレにとってはじめてで、対処方法がわからない。 「ん……ふぅ……っん」 どうしよう。 口からはヘンな声がひっきりなしに出てくるし、おまけに疼く身体をなんとかしようとしたら腰まで揺れてしまう。 「古都?」 最後にオレの名前を呼ぶと、幸はベッドから腰を上げた。 上から吊るしてある、電気の紐を持った。 明かりを点けられるっ!? 「やっ!! だめ!! つけないで!!」 オレは伸ばした幸の手にしがみついた。 「古都?」 だけど、もう遅い。 蛍光灯がパチパチと音を出し、部屋全体を明るく照らした。 幸は、縋(すが)りついているオレを何事かと見下ろす。 「……っつ!!」 |