……ふ〜ん。そっか、見合いの相手は俺で決まるのか……そっかそっか……。 「…………」 「…………」 「…………」 ーーって、違うだろっ!! だから勝手に決めるなよっ!! 「ちょっと待てよ3人とも!! おかしいだろ? 俺は男だぞ? でもって相手も男! もしこのことが先方にバレたらどうするんだよ? 華道の家柄なんだろう? いいところのお坊ちゃんなんだろう? マズいんじゃないのか?」 「まあまあ、細かいことは気にしない気にしない。男は諦めも肝心だぞ?」 父さんは怒る俺の肩をポンポンと軽く叩き、慰(なだ)める。 その行為が俺の神経を逆撫でする。 ――いや、そこは気にするだろう!? 簡単に諦めるなよっ!! しかも、ぜんっぜん細かくないし!! 根本的なところだ。 というか、気にしようよ父さん! これはさすがにダメに決まっているだろうがっ!!