追って追われて恋模様。
第四話





chapter:追って追われて恋模様。





先輩の全部がぼくの中に入った時、ぼくは二度目の吐精をした。

おかげで、中にいる先輩を内壁で締めつけ、お腹の中に、先輩の白濁が流れ込む。



大好きな先輩に貫かれ、その反動でほんの一瞬、意識を手放してしまったらしい。

ぼくのおでこに柔らかい何かが当たった。

目を開けると、そこには目を細めて微笑む先輩がいた。

何気なく、ふと隣を見ると、ぼくの指には、先輩の長い指が絡まっている。


――けっして、先輩とはこういう関係にはならないと思っていた。

だからストーキングをして、自分の気持ちを誤魔化した。



手に入らない人だから、想うのも無駄だって、自分に言い聞かせていた――。


それなのに、ぼくは今、先輩に抱かれている。


「どうしよう、すごく嬉しい。

ゆめ……みたい」


――言った矢先。
目尻から、じんわり涙が伝う。


「夢じゃない。君はもう、俺の恋人だよ?」


ぼくの小さなつぶやきに、先輩は、静かに耳打ちをした。





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