chapter:奈津さんがいない日 ◆ 今日から三日間、奈津さんはインストラクターの仕事で家を留主にする。兄の御津さんとふたりきり。 奈津さんがいないのはちょっぴり寂しい。そういうことで、俺は今、御津さんと一緒に奈津さんと電話で話しているんだけど……。この状況はかなり苦しい。 だって今の俺は裸。しかもベッドの上で両足を思いきり開いて、尻孔を弄って自慰をしているわけで……。その姿を御津さんが映してテレビ電話にしてるわけで――。 「あ、もっ、みつさぁん……」 アナルセックスを覚えた俺の身体はちょっと尻孔を弄るだけですぐに快楽を感じてしまう。 先端からはトロトロと先走りが流れていく。 「拓磨。まだダメだろう? なぁ、奈津。尻孔が濡れてきてるぞ? ほら、もっと大きく開いて見せてやらなきゃ何が起きてるのか奈津がわからないだろう?」 「っひぅう……」 御津さんの言うとおり、俺は奈津さんにもっとよく見て貰えるよう、弄る指で尻孔の肉壁をこじ開ける。 「あ、っああ……なつさん、見える? 見える?」 ギュプギュプと水音が俺を刺激する。 もっと気持ち悦くなりたくて中を掻き出して前立腺を擦る。 「もっと俺の名前を呼んで?」 「っひ、う。奈津さ……俺、も――だめ」 「イきたいのか?」 「っひ、あああっ!」 御津さんに耳元で尋ねられ、コクコクと頷いた。耳孔に息を吹きかけられたそれだけでイきそうだ。 「奈津、見えるか?」 「ああ、よく見える」 「今から俺の肉棒が厭らしいこの孔に挿入(はい)るぞ〜」 「あっ、あっ!」 説明されて余計に淫らになってしまう俺はおかしいのかな。 俺の陰茎がビクビクと脈打つ。 ジムで鍛えられている御津さんの筋肉質な腕が伸びてくる。 開脚したままの状態で俺の腰が持ち上げられた。見下ろせば、すぐ真下に赤黒く変色している御津さんの肉棒が見える。 早く御津さんのものが欲しいと俺の尻孔がヒクヒクとけいれんする。 そして俺の尻孔に肉棒が与えられるんだ。 「あ、っひ、いいいいいんっ!」 「そら、どうだ? 美味いか?」 腰を浮かされたまま、御津さんのペースで上下に揺らされるからたまらない。 「あ、っひ、っひ、っひ……」 俺は口を閉じる事ができなくて、唾液を垂れ流す。 「下のお口も上のお口も開きっぱなしじゃないか」 奈津さんの声がする。 「奈津さぁああんっ!」 まるで二人に抱かれているような錯覚を受ける。 奈津さんの名前ばかり呼んだからなのか、俺をうつ伏せにさせると思いきり突いてくる。 腹の中にまで御津さんの肉棒が突っ込まれる感覚がする。 「っひゃ、ひゃう、ひゃう……」 苦しい。 だけど、すごくキモチイイ……。 「今は誰に鳴かされてるのかな?」 「御津さ……あああっ! イく。も、イくからああああっ!!」 結局その日、何度も体位を変えられて夜通しイかされたのは言うまでもない。 **END** |