貫かれた菊生は恐怖に怯える。 しかし、それもほんのわずかの時間だった。 触手の数本が、菊生の肉壁にある凝りの部分に触れた時だ。 強烈な快楽が菊生を襲った。 「っは!!」 華奢な身体が大きくしなる。 初めての責めに、菊生はもうどうしていいのかさえもわからない。 尿道を責める触手からは、菊生が漏らした小水が伝う。 後孔を陵辱する触手らは互いを絡ませ、ひとつになる。 人の指三本分ほどに太く纏(まと)まった触手が、柔らかくなった肉壁を貫き、最奥を目指して深い抽挿を繰り返す。 「あっ、っぐぅうう……」 喘ぐ口は触手に蹂躙されているおかげで閉じることさえ許されず、唾液が流れ続ける。 拝殿の中では菊生の嬌声と、そして彼が自ら放った水音が響き渡るばかりだ。 「っひぃうう、ああっ」 (もうっ、だめっ!!) 前と後ろ。それから口内も責められ、強烈な快楽に襲われた菊生は大きく仰け反り、意識を手放した。