*恋色童話集*




chapter:赤ずきん~弱虫オオカミ





そうしたら、もっと淫らに喘ぐ声が聞こえたんだ。


「やぁああっ、あっ、ろう、ろうっ!!」

唾液を垂れ流し、ボクの名前を呼ぶ赤ずきんくん。



……なんて、美味しそうなんだろう。

でもまだダメ。

だって、もうひとつのイチゴさんを舐めてあげてないもん。


舐めていたイチゴさんから口を外したら、ちゅぱって音がした。

自分が思っていたよりもずっと、イチゴさんを吸ってたみたいだ。

さっきよりもツンと尖って、赤く色づいている。


もう一個のイチゴさんも同じように舐めてやる。

その間、さっきまで吸ったり舐めたりしていたイチゴさんを指で摘んだ。


「あ、ううっ……狼っ、もっ、もうっ!!」

うん、ボクもね、もうすぐ限界だよ。

かわいい赤ずきんくんに刺激されちゃって、大きく膨れてるのがよくわかる。

だからボクは、もうひとつもすっかり同じように赤く尖ったイチゴさんから、唇を外した。

「好きだよ」


もう一回、口づけをして、これからすることに同意を求めると、赤ずきんくんの腕がボクの後頭部に、より強く絡みついた。


それが同意のシルシだっていうことはよくわかる。

……えへへ、嬉しいな。

ボクは、ほんわって笑ってしまった。


赤ずきんくんは目を大きく開けて、そんなボクを見つめる。


……なんだろう?

どうしたのかな?


「赤ずきんくん?」





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