*恋色童話集*




chapter:赤ずきん~弱虫オオカミ





優しく撫でる手の感触も、ツンケンしたものの言い方も、赤ずきんくんの全部が好きだ。


「その代わり、終わったあとは、また、『ふわもこ』な?」


うん、うん。


ボクはコクコクと、うなずいて、赤ずきんくんから身体を離した。

ズボンのジッパーを下ろせば、待ち望んでいたかのように大きく膨れ上がった自身が飛び出した。


……ゴクン。

唾を飲んだのはボクじゃない。

赤ずきんくんだ。



できるだけ、そっと……優しく。


ボクは自分に言い聞かせながら、赤ずきんくんの華奢な腰を持ち上げた。

自分の指を舐めて唾液を絡ませると、後ろの孔に少しずつ入れていく。


赤ずきんくんの中は、とっても熱い。

指がとろけそうだ。


「っうっ!!」

圧迫感がたまらないんだと思う。

小さな唸り声が赤ずきんくんの口から飛び出た。



赤ずきんくんの中に入れたのは一本の指。

しかも、第一関節だけ。

それでもこんなに辛そうなんだ。

ボクを受け入れるなんて、到底できっこないよ。


やっぱり止めよう。


赤ずきんくんの中に入れた指を引き抜こうとすれば――……。


「止めんなっ!!」

……はい、怒られました。


……ううっ。
だって、だってものすごく痛いと思うんだ。

それなのに、赤ずきんくんは、股の間にいるボクをギリって睨(にら)んでくる。


ボクは恐る恐る、また指を入れていく。





- 19 -

拍手

[*前] | [次#]
ページ:

しおりを挟む | しおり一覧
表紙へ

contents

lotus bloom