*恋色童話集*




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それはまるで聞き分けのない子供を叱る時みたいだ。

僕、子供じゃない。

クライドと対等になりたいんだもん!

「クライドは全然わかってない! 僕はクライドともっと恋人らしいことがしたいの!」

「フラン、いい加減に……」

お小言なんて聞きたくない。

イヤだもん!!

僕はクライドが振り向いた隙をついて唇を重ねた。


お願い、拒まないで。

クライド、僕はクライドがいないとイヤなんだ。

ずっと側にいたいんだよ。

僕のお願いが通じたみたい。

クライドはくぐもった声を出した。

その声はすごく雄々しくて……僕のお腹の奥を刺激する。

もっと、もっと一緒にいたい。

両手を伸ばしてクライドの背中に回せば――交わった唇がもっと深くなる。

「ん、うう……」

今度は僕が声を上げる番だ。だけど僕はクライドみたいに男らしい声じゃない。女の人みたいな甘い声になっちゃうんだ。


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