お願い、ギュッてして!
☆第三話☆





chapter:☆好きっていう気持ち☆





もうそろそろ生徒会に行って、溜まった書類とかを整理する時間なんだけど、霧我に視線を逸らされたことで、生徒会に行く気がないまま、オレンジ色に変わった太陽の光に包まれたピカピカの教室にいたりする。


ぼくって、もしかしなくても笑わない方がいいのかな……。


笑い方、そんなにおかしいのかな。


でも、今まで笑顔がおかしいとか、言われたことはなかったよ?


いや、でも……。



霧我には視線をあからさまに逸らされたし……。


それって、笑顔を見たくないってことだよね。


笑い方が見苦しいっていう意味だよね。


「お〜い」

ぼくの笑い方、おかしいんだよね……。

「お〜い」

気味が悪いとか思われるくらいなら、いっそのこと笑わない方がいいのかもしれない。


「お〜い、雨宮(あまみや)〜」

「ちょっと、川島くん!! 今は鈴(すず)くんに声かけないでよ」


ぼくの笑顔……どうなんだろう。


「お〜い、雨宮〜」

「ちょっと!! 静かにしてよ!!」

もう、さっきから何?

人がせっかく考え事しているのに!!

周りがやけにうるさい。


それに、今気がついたけどぼくの頭のてっぺん、どうしたんだろう。

なんかモゾモゾする……。


まるで大きい虫がぼくの頭を這(は)うような感じ……。


これってなに?


そう思ってモゾモゾする頭に手を持っていくと……。

「あ、まだ触っちゃダメ!!」





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