「んん~?どうしたんだい。
久しぶりの家族の対面だ。
餓鬼共も家を出ていろいろと
不安だっただろうから、
早く中に入れて安心させて
やりたいんだがねぇ」


「・・・あんたに、

こいつらを引き渡すわけはいかんな」


ヴォルフの言葉に男は言った。


「あん?
何言っているんだい、じいさん。
もうボケちまっっているのか?
ああ・・・そうかそうか!
なんの見送りも期待せず、
餓鬼共を連れてくるなんて事はないわなぁ!
50万ベリーか?100万ベリーか?
便利な“道具”を運んで来てもらったんだ。
報酬は・・・」

「お前の方がボケているな。」


男が話す途中に祐夜が言った。

ヴォルフは、
“道具”と言葉に眉が釣り上げる。


「あん?
なんだって?」

「聞こえなかったのか?

いい年にして・・・
耳も遠くなってボケたのか・・・
本当に金バカの貴族とやら


クズばっかり」


祐夜は、ポケットに手を入れる。


「さっきから、金やら妄想して
・・・何言ってる?
あいにくだが、俺達はあんた方の元に返す為に
・・・連れて来たんじゃない」

「はぁ?」


男は知らけて見ていた。


「お前ら夫婦揃って・・・
ペンギンとシャチに悪事を働かせて
・・・武器の密輸から宝石店への強盗まで・・・事実だろ?」

・・・っ!
クソ餓鬼共!!
おめえら話したのか!?
・・・ふざけた真似しやがって
・・・まだ教育が足りなかったようだなぁ!」



男は怒り狂った様子で
・・・ペンギンとシャチに向けて拳を振り上げた。


2人は恐怖の記憶が植え付けられているのか

・・・身体が硬くなって避ける事が出来ず
突っ立っていた。


が・・・
祐夜が仮面をつけて服装も灰色の着物の姿
・・帽子が落ちて・・・
銀髪で襟足と左右の毛先の黒メッシュが現れて
男の拳を右手で止めた。


「!!?」

3「!!?」


ローは祐夜の服装が変わった事と
初めて髪の色を見た事に驚いて、
ベポとシャチとペンギンは驚く。


「な・・・こいつ姿が変わった!?
・・・おい!離せよ!」

「・・・・・・・・・」


祐夜は、黙って男の拳をを力強く握る。


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*mokuziback*
Crescentshadow