「・・・っ!
な、なんだこいつ・・・
すげぇ力だ・・・やめろ!!
手が潰れる!!」

「この拳で・・・
シャチとペンギンを殴ったんだろ?」

「・・・あぁ!
そうさ!
それが何が悪い!
両親の死んだ惨めな餓鬼共に住む場所を与えてやったのはこの俺だ!
ゴミみたいなやつらを上手く使ってやったのはこの俺だ!
失敗したら殴りもすえるさ!
そうやって、もっと使える“道具”に仕上げていくんだ。
単なるゴミを立派な”道具“にしてやる!
いいことじゃねぇのか!」


「・・・・・・・・・」




「お前は、道具だ」

「人の形して失敗作」

「化け物だ・・・気持ち悪い」



祐夜の中に、いろいろと脳裏に浮かんで来た。

すると、ローが怒鳴り・・・
悔しさと哀しさを混じって自分の感情を抑えないで言った。


「ふざけるな!!
そいつらは、俺の大切な子分だ!
テメェみたいなゲスが!
勝手に”道具“なんてよぶんじゃねぇ!!
てめぇは・・・こいつらの気持ちわかんねぇのか・・・?
両親が死んで・・・”大人“もいなくて・・・
悪いことを無理やりやらせて・・・
それがどんな辛い事が分かんねぇのか!!」



「祐夜は、化け物と兵器や失敗作でもない!
そう呼ぶ奴らは僕たちが許さない!!
祐夜は・・・僕らの大切な恩人と仲間・・・


僕の親友だ!!」




「!!
・・・・・・・・・・・・」


祐夜は、ローの言葉に
誰かが言った言葉に思い出して・・・
無意識に口元が上がった。


「知ったような口を聞くような餓鬼だ・・・いいか!
俺がこいつらを引き取ってやったんだ!
家も寝床も食事も与えてやったんだ!
ああ、食事って言ってもネズミの餌みてぇもんだが・・・
クズにはそれで充分だ!!」



「なら・・・お前らも味あわせてやろうか」



ボン!!と聞こえて
・・・見ると止めていた男の拳が爆発したようになくなっており
血が出てきた。


「ぎゃぁぁぁぁぁ!!
お、俺の手がいきなり・・・いてぇぇぇぇ」


祐夜は、虚弾(バラ)を使った為右手がパチパチしていた。


*
[*prev*][*next*]
*4/7*
*mokuziback*
Crescentshadow