持て余す者たちと、
「兄貴を襲った例のヴィランは憑駒の個性に任せるが・・・大丈夫だろうな?」
「アレですか・・・お兄さんの立場を使って敵として指名手配することも可能ですが、あの個性は人質をとるのに利用できます
使っていきましょうまた狙われるよりましですよ あいつの個性で忠犬のように自由に動かせますので、ご安心を」
とある廃墟にて低い声が、二つ
細身の栗毛色の髪の優男がもう一人の声の主の男に問いかけた
「アレもこちら側で動かすとして、後の駒は準備出来ていますが本当に好き勝手やらせて良いんですね?」
男は頬の大きな傷跡を撫でながら静かに答える
「・・・ああ、存分に暴れるようにしてくれその方が兄も喜ぶ」
「お兄さんもいつでも"救える"準備が整い次第動くと聞いてます」
栗毛の優男は静かに立ち上がり奥に潜んでいるであろう群集に話しかける
「お待たせしました皆さん、さぞ個性を持て余していらっしゃることでしょうご安心ください 例の指定の場にて壊すもよし試すもよし、
・・・・可愛いゲストも招待する予定です 後は好きに暴れちゃってください 敵の諸君」
その声を合図に大人数のヴィランたちが立ち上がり不適な笑みを浮かべて各方向へ散って行く
傷の男はニヤリと笑い喜びに震えていた
「・・・やっと俺の個性を試せる時がきた・・・」
「それにはあの生徒たちに接触しなくてはいけませんね まず情報を流して隔離しなくては」
ま、それは僕の仕事ですけど、そう言いながら栗毛色の髪の男はその場を去る
(・・・・オールマイト・・・兄貴の人生を狂わせた男・・・その力、どれほどの物か試させてもらうぞ)
- 3 -
*前次#
ページ:
re.