adventus



寂寞の闇で探り出す
忘却の印を
暗黒を選ぶ羽の痕
君へと刻み込む

かつて捨てた自分を振り向かずに
暗い夢に純白を見る

adventus
何も語らず降りた
聖なる天使をこの腕に抱き締める
未来を知った痛みを秘めた
孤独な翼が
いつか寄り添えればいい

寂寥の荒野 砂の城
滅亡への道を
留めると誓う羽の色
静かに混ざり合う

選び捨てる罪深い僕達の
散らす命は何処へ向かうの
adventus

二人で対極の印を抱き
やがてほとりへと辿り着こう

adventus
時の水辺に眠る
愛しい天使をこの胸に抱き締める
かつて選んだ自分に出会い
孤独な魂
寄り添えるように





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