無音の劇



他の誰にも関わらない
気楽な生き方
何も残さず消えて行く
静かな願望

一人の世界 不意に飛び込んだ
夢見がちな君
その唇が紡ぐ馬鹿げた話
何故残る

無音の劇を眺める様
時は流れ去るよ
灰色の空 仰ぐ事も忘れ
何を想う

明日の行方を問われても
知らない日常
何も愛さずいられたら
潰えぬ願望

一人の景色 不意に映り込む
能天気な君
歓びだけじゃない事を知るくせに
何故笑う

無音の劇を眺める様
幕は上がったまま
灰色の空 変えて行くつもりか
何を想う

孤独を望む僕を変えて行く 
優し過ぎる君
その素直さで語る夢物語
何故響く

無音の劇を眺める様
時は流れ去るよ
灰色の空 仰ぐ事も忘れ

無音の劇の傍観者を
君が変えて行く
灰色の空 色付かせるように
夢を見てる 
君の言葉 響き渡り
何を想う





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