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扶鋤は頭痛を堪えるように額に手を当てて飛龍を睨む。

「幾ら将軍とはいえ、素性の知れない者を簡単に軍に加えるな。このろくでなし、一体どういうつもりだ」

「そう怒るな。いずれにしろ結界をどうにかせぬ事には領主を討てんのだぞ。この際仕方無かろう」

鋭い視線を笑って流し、腕組みをして続ける。

「結界を解く方法を見付け次第、すぐに動けるよう手筈は整えてあるな?」

質問を受け、扶鋤は反射的に姿勢を正して応じる。

「ああ。いつでも動ける」

「ならば今夜動く」

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