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扶鋤が残された部下の方を見ると、男は震えて涙ながらに言う。

「ゆ、許して下さい!俺はただ雇われただけで……。嫁と娘を牢に入れられて逆らえなくて……!」

「安心して下さい。もう大丈夫ですよ」

輝夜は慈しみの込められた瞳で見詰めて続ける。

「今、捕まっていた人達も救出されていますから。これからは一緒に暮らせますよ」

「あ、有り難うございます!」

「……君は人を信じ易いのだな。この場を切り抜ける為の方便かもしれない」

横で見ていた扶鋤が厳しく言うと、輝夜は顔を向けた。

「分かるわよ。嘘を話しているかどうか位は、目を見れば分かる。それに」

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