05
二人の会話を聞きながら、扶鋤が赤羽に同情を込めた視線を向けた。
「賑やかになりそうだな。まあ、頑張れ」
「……ああ、何だか頭が痛くなって来たぜ」
額に手を当てた赤羽の気は知らずに、二人は言い合いを続ける。
「もう、どうしてそうひねくれているの?私は心配しているのよ」
「だから、俺の事は良いと言ったろう。お前もしつこいな。そんなに口うるさいと、嫁に行けぬぞ」
「余計なお世話よ!飛龍こそ、それでは誰もお嫁に来てくれないわよ」
「そんなもの、最初から誰も欲しがっておらんから構わんな」
言いながら歩き出す二人を見て、扶鋤が笑みを浮かべる。
「仲が良いな」
「まあ、そうなんだろうなあ。これからどうなって行く事やら」
まだこの国は荒れているけれど。
それでもこうして一歩ずつ進んで行って。
その中で一度結び合った縁は、簡単に消えはしないから。
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Reservoir Amulet