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「飛龍、私は死なないわ」

不意に輝夜の白い指が伸びて来て、躊躇うようにそっと頬に触れた。

「必ずまた会える。だから、そんな今生の別れみたいな顔をしないで。私は自分の意志で此処にいるの。貴方が自分のせいだと責めなくて良いのよ。他の皆もそう。それぞれが自分の選択をして貴方の元に集ったの。貴方も貴方が選ぶ道を行けば良い。何も恐れず、貴方の望む道に進めば良いの」

目が合った瞳は月を映す水のように何処までも澄んで優しい。

「でも私は貴方の人を大切にする優しさは、とても尊いものだと思うわ」

優しさなのだろうか、この感情は。

違う、そんな暖かなものではない。

もっと自分勝手で、どうしようもない。

「……帝としては失格だと思わんか?」

「私はそうは思わないわ。無くしてはいけないものよ。もしも無くしてしまったら、飛龍が飛龍でなくなってしまうでしょう」

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