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「じゃあ、どうするんだ」

飛龍は腕組みをして目の前を睨んだ。

「輝夜からの情報を得て様子を窺い、向こうが動きを見せ次第、反乱が起きると公表して徴兵を開始する」

「民を戦わせるのですか」

「出来るなら血など流させたくはないがな。向こうを牽制する為の脅しだ、数さえ集まればそれで良い」

「上手く集まれば良いけどなあ」

赤羽の弱気な発言に、飛龍の瞳が光った。

目聡い角鹿は嫌な予感を覚えながら尋ねる。

「また何かしょうもない事を企んでおいでですか」

「失礼だな。民を集める為の策だ。徴兵する際、ついでに帝が寵愛する妃が筑紫に攫われ人質にされているとでも言え」

「……妃とは、まさか輝夜の事ですか」

「それはちょっと無理がねえか」

難しそうな顔をする二人にはお構いなしで、飛龍は話を続ける。

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