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夜にはこの辺りが無人になる事は調べてあったが、やはり油断は出来ない。

領主の蛇集にはかなり気に入られたようだからまだ良いが、警戒するべき人物が他にいる。

蛇集に仕える、漣星【れんせい】という男だ。

恐らくは彼が蛇集を動かしている。

蛇集が操られている事すら気付かない程、巧妙に。

帝を狙う、その理由は今日探り出せたけれど。

漣星の思惑は分からないままだ。

多分、彼には別の意図がある。

(本当に止めるべきは漣星だわ。もしも彼が、光と戦う闇の者なら尚更)

このまま、分からないままではいけない。

何とかして探り出さなければ。

そこまで考えて、輝夜はふと足を止めた。

(あら……?此処、どの辺りなのかしら)

何処かで曲がるのを間違えたのか、気付けば見覚えの無い場所へ来ていた。

自分の部屋が何処にあるのか、全く見当が付かない。

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